映画ごときで人生は変わらない

映画大好き中年主婦KYOROKOの感想と考察が入り混じるレビュー。うっすらネタバレあり。週1〜2回更新中!

サスペンス

【蛇の道(リメイク版)】評価と感想(ネタバレなし)/名作リメイクはついに胸糞悪さの底が抜けた…!

あまりに胸糞悪すぎる黒沢清的復讐譚「蛇の道」セルフリメイク版レビュー。前作の哀川翔が柴咲コウに!

【CURE(キュア)】感想(ネタバレあり!)と解釈/「ケアする」ことの本当の意味とは…?!人怖(ヒトコワ)の大傑作!

あらゆる面で黒沢清監督の最高傑作だと思います!CUREすることの本当の意味を考えると怖い…

【宮松と山下】感想(ちょいネタバレあり!)と考察/「この世は舞台。…」シェイクスピアのあの名言を映像化!?

「新しい手法が生む新しい映像体験」を標榜する監督ユニット「5月」の作品。85分という短さの中に「映像作品ならではの面白さ」が詰まったサスペンス!香川照之、津田寛治、尾身としのりら役者人も素晴らしい!

【第三の男】感想と秘話/人間は陰こそが美しい

不朽の名作「第三の男」。一体どこが面白いのか?と名曲を生んだ男の秘話について。

【王国(あるいはその家について)】感想/創作の過程をキュビズム的に描いた意欲作

久々のポレポレ東中野。よく分からないけど面白かった!もしかしたら映画の歴史に残るかも知れない作品の備忘録。

【レザボア・ドックス】ネタバレ感想/ライク・ア・ヴァージンと教養について考えた

タランティーノ監督の出世作にして世界を揺るがした大傑作!冒頭の意味のない会話があとからジワジワ効いてくる?!レビュー

【岸辺露伴ルーヴルへ行く】感想と評価(ネタバレなし)/「皆様のNHK」の限界を見た?!

ジョジョのスピンオフ漫画の実写版!大人気のNHKドラマ「岸辺露伴は動かない」の映画化。相変わらず高橋一生は素晴らしいのだけど…残念な点も。レビュー

映画の中の絵画【ある男・オブリビオン・甘い生活】考察!隠された意味とは?!

「ある男・オブビリオン・甘い生活」共通点は作中に出てくる絵画が深い意味を持っていることです。その隠された意味を考察してみました

【死刑にいたる病】評価・感想・考察(ネタバレあり!)/必見の面会シーンと本当にあった胸糞事件

2022年「阿部サダヲがとにかく怖い!」と話題になったヒット作のレビュー。阿部サダヲ演じる殺人鬼榛村はレクター博士になれるのか?

【スリー・ビルボード】ネタバレなし感想と考察/展開とキャラ変がすごい!人間を描いた名作

ミズーリ州の田舎町を貫く道路に並ぶ、3枚の広告看板。そこに地元警察への批判メッセージを掲げたのは何者かに娘を殺されたミルドレッド。その看板は町中から批判を浴びて…ストーリーの展開、人間の描き方、とにかく脚本がすごい!

【怪物】感想とラストの考察(ちょっとネタバレあり)/生きるとは傷つけ合うことなり

監督:是枝裕和、脚本:坂元裕二の話題作。カンヌで脚本賞とクィア・パルム賞を受賞。是枝監督なので社会問題を扱ってはいますが、謎解きミステリー作品として面白いです。レビューと解釈の分かれるラストについての見解。

【蛇の道】ネタバレ感想と解説的なもの/蛇だけに「低体温イヤミス」と名付けたい(追記あり)

1997年「CURE」と同じ年に元はVシネとして作られた黒沢清監督作品。娘を殺され、復讐に燃える男に香川照之。それに協力する謎の男、哀川翔。イヤミスの走りといえそうな胸糞ラストに言葉を失う…

【由宇子の天秤】ネタバレ感想と考察/ねえ、まさか自分が正しいと思ってる?!

2020年話題を呼んだ硬派ドラマ。ドキュメンタリーディレクターの由宇子が問い、問われる「正しさとは何か?」ドラマ「エルピス」との比較と由宇子のクズっぷり。ネタバレありレビュー。

【殺人の追憶】ネタバレ感想と実際の事件解説/ラストに胸が痛む理由

「パラサイト」でアカデミー作品賞を獲得した韓国の名匠ポン・ジュノ監督の傑作。レビューと考察、モデルになった華城連続殺人事件とその時代についても解説

【マイ・バック・ページ】ネタバレ感想/原作に近いけどある意味真逆!

1969年。全共闘運動が急激に失速していった時代の物語。原作は川本三郎のエッセイ。妻夫木聡・松山ケンイチ。原作との比較レビュー

【お嬢さん】ネタバレ感想と考察的なもの/R18+の過激描写の意味とは?!

2017年の韓国映画。監督は「オールドボーイ」のパク・ヌチャク。女性同士の過激な性描写の意味を考察