映画ごときで人生は変わらない

映画大好き中年主婦KYOROKOの感想と考察が入り混じるレビュー。うっすらネタバレあり。週1〜2回更新中!

【ボブという名の猫2 幸せのギフト】感想/お年を召したボブもまた可愛い!!

 

基本情報

公開年:2020年

監督:チャールズ・マーティン・スミス

脚本:ギャリー・ジェンキンス

キャスト:ルーク・トレッダウェイ(ジェームズ)クリスティーナ・トンテリ=ヤング(ビー)

上映時間:92分

あらすじ

<以下公式サイトより引用>

ボブ&ジェームズに最大の危機到来! 彼らにはもう一つの、忘れられない“友情物語”があった ホームレスのストリート・ミュージシャンから一躍ベストセ ラー作家に転身を果たしたジェームズと、相棒のハンサムな 茶トラ猫ボブ。出版社のクリスマスパーティーに出席した帰り 道、路上演奏の違反で警察官に取り押さえられているホーム レスの若者ベンを助ける。ジェームズは自暴自棄になったベ ンに、路上で過ごした最後のクリスマスの話を始める。 それは数年前のこと。ジェームズはボブとともに路上に立 ち、日銭を稼ぐ日々だったが、その姿を動物福祉担当職員に 目を付けられる。ボブと引き離される不安の中、次々と窮地 に見舞われ、ジェームズは最も困難で苦しい選択を迫られる ことになり……。

にゃーにゃーにゃー!!2月22日猫の日の今日、NHKBSで「ボブという名の猫2 幸せのギフト」を放映していました。観ちゃいましたよ仕事溜まってるのに!!

さて感想はというと正直1ほど良くはないです。(1は号泣しました。レビュー貼っておきます)でも相変わらずボブ(ご本猫が演じています)は可愛いし、また違った味わいもありました。以下、ざざざっと書いてみます。

kyoroko.com

感想

なんと言ってもボブが可愛いです、ハイっ!!(興奮している)

…えっとですね…、ストリートで暮らしていたボブ(猫)とジェームズの絆を描いた実話もの「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」の本国イギリスでの公開は2016年。続編である本作の公開は2022年ですが、撮影は2020年に行われています。

つまり1〜2の間は4〜5年の撮影スパンがあります。なかなかにイケメンのジェームズを演じるのはどちらもルーク・トレッダウェイ。そしてボブもどちらもボブ本人が演じています。猫にとっての4〜5年は人間時間に換算すると16〜20年。2のほうのボブはお髭が垂れ気味、毛並みもちょっとパサつき気味で年齢を感じさせます。ぎゃー!可愛い!猫好きからしたらそれがまた可愛いわけですよ!猫はいくつになっても可愛いですから!

2でも実際の飼い主ジェームズ・ボーエン氏がつきっきりだったそうですが、ボブは前回同様いい子で撮影に協力したのだとか。

肝心のお話のほうですが、1の続きで突如有名になった2人が新しい世界で戸惑いながらそれでも大切なことは変えず寄り添って生きていく話…だと思ってたら全然違いました。時代は1と変わらず、ジェームズがほぼボームレスだった頃。1で取りこぼしたエピソードを入れたって感じでしょうか。ジェームズとボブの絆というより、ジェームズの周囲の人々の暖かさを描いています。登場するのは支援団体の女性(アジア系)、ビックイシュー売りの仲間たち、ご近所の商店の店主(インド系?男性)、支援のために無料で動物を診てくれる獣医さんなどなど。

周囲の人が話してくれる格言のような言葉も面白く、いい話だし猫飼いの方でしたらうるうるするシーンもあります。でも、うんまあ映画としての出来はごく普通なんであまり時間がない方、猫にさほど思い入れのない方でしたら1を観れば十分かと…。

そしてボブはこの作品の日本公開年の2020年の6月、推定14歳で亡くなります。このニュースを聞いた時は思わず泣いちゃいましたよ…。

猫との出会いは時に運命を変えます。今隣の電気毛布の上で寝ているうちのニャーも、滅多に行かない裏道でたまたま出会った猫でした。この子を拾って来なかったら、今とは全く違う人生だったんじゃないかな。ボブとジェームズほどドラマチックではないけれど、そんな「1人と1匹」がこの世界にはたくさんいるんだよなあ〜なんて思ってホロリとしてしまった90分でした。

人生変わった度

ボブの「シャー!!」が何度か観られます!

アマプラでも観られます〜。

 

ベストセラーになった原作本はこちら。