基本情報
公開年:2024年
監督:アダム・ウィンガード
脚本:テリー・ロッシオ サイモン・バレット ジェレミー・スレイター
キャスト:レベッカ・ホール(アイリーン・アンドリューズ)ブライアン・タイリー・ヘンリー(バーニー・ヘイズ)ダン・スティーヴンス(トラッパー)カイリー・ホットル(ジア)
上映時間:115分
あらすじ
<以下公式サイトより引用>
怪獣と人類が共生する世界で、未確認生物特務機関:モナークが察知した異常なシグナル。
交錯する<地上世界/ゴジラテリトリー>と<地下空洞/コングテリトリー>。
ついに一線を越える<王ゴジラ>と<王コング>の激突のその先には、我々人類が知る由もなかった未知なる脅威が待ち構えていた。「vs」ではなく「x」、そして[新たなる帝国]が意味するものとは? 世界は今、目撃する── 。
評価
映画制作会社レジェンダリーとワーナーブラザーズ、そして東宝がタッグを組んだ「モンスター・ヴァース」もついに第5作目となりました。なにしろ巨大生物に目がないもんでこれまでの4作、全て映画館に足を運んで観ています。正直今作はあんまり食指が伸びなかったのですが、ここまできたら最後まで付き合うのが映画ファンってものよ…と思い直しゴールデンウィークの谷間に行ってまいりました。
うーん…う〜ん…すんごく面白いとは言いがたいけどダメではない。まあまあ面白かったです。ご家族で観るのは楽しいかと。途中何度か「一体ワタシは何を観せられているんだ?」と我に返る瞬間がありましたが、そんなつまらない考えは冷えたコーラでぐいっと流し込みましょう!では感想です〜。
感想
今回なぜ食指が動かなかったかといえば、過去4作のうち一番つまらなかった前作「ゴジラvsコング」と同じ監督なんですよね。お話もベタに前回の続きっぽいし。
しかしだからこそ前作の反省が生きたのでしょう。前作「ゴジラvsコング」で世界中からブーイングされたであろう「つまんなすぎる人間ドラマパート」がバッサリ無くなっています。前作にわちゃわちゃいた陰謀論者も今回は1人だけ。人間パートでドラマらしいドラマはほぼ無く、今作での人間は「怪獣の通訳」的役割を果たしているのみ。素晴らしい振り切れっぷりです。
じゃあ観客は誰に感情移入するのさ?って思うでしょ?コングです。表情豊かで知能も高いキングコングに感情移入できるようになってます。
ストーリーをざっくり書きますと(以下ネタバレしてます!)…、地下帝国の帝王キングコングの座を奪おうとする敵(スカーキングという巨大オラウータンみたいなヤツ)が現れます。スカーキングはシーモという恐竜の生き残りみたいなのを手下にしている。コングは一人では歯が立たないのでゴジラに応援を頼む。
普段のコングとゴジラは敵同士。コングはゴジラに協力を依頼しようとしますがなかなか話が通じない。そこに現れて事態をまとめるのがモスラちゃん。コング、ゴジラ、そしてモスラは協力してスカーキング&シーモ陣営を倒すのです。
あれ?こんなお話、どこかで見た覚えが…。友情、努力、勝利。かわいいヒロイン(モスラちゃん)。悪は滅びて善が勝つ。少年ジャンプやんけ。
最後に。
ワタシの趣味はバードウォッチングなのですが、鳥を見ているとまるで会話をしているかのように高度なコミュニケーションを取っているのがわかります。鳥には鳥同士の、昆虫には昆虫同士の、巨大生物には巨大生物同士の心の通じ合いってあるんですよね。人間だけが特別なんて思い上がりよね…なんて教訓を得る…わけなくてただただデカい生き物が戦ってるのが面白いだけの映画です!お好きな方はぜひ!
あと、コロシアムで丸くなるゴジラ、うちの猫ちゃんと同じ! って猫飼いさんはみんなキュンとしたよね?!
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」はアマプラで観られます〜。
過去のモンスターヴァースシリーズのレビュー貼っておきます。
前作「ゴジラvsコング」レビューはこちら。