映画ごときで人生は変わらない

映画大好き中年主婦KYOROKOの感想と考察が入り混じるレビュー。うっすらネタバレあり。週1〜2回更新中!

【モンスター・ヴァースシリーズ】4作品の見どころと感想/人間を歯牙にもかけない怪獣シリーズ

相変わらず観客を増やし続けている「ゴジラ-1.0」。便乗ってわけではないですがちょこちょこ書いてきた「モンスター・ヴァース」シリーズについてここいらでまとめて書いておこうかな、と。ストーリーは穴だらけっていえば穴だらけなんすけど、怪獣が大きなスクリーンで大暴れするのは単純に面白くて4作品すべて劇場に足を運ぶほど好きです。それと今(2023/11/13現在)ならすべてアマゾンプライム会員特典で観られますんで!では「モンスター・ヴァース」シリーズって何?という概要と4作順番にそれぞれの感想・ワタクシKYOROKOが思う見どころなど。

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モンスター・ヴァースって何?

ざっくり言うとアメリカの制作会社レジェンダリー・エンターテインメントが作り、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズが共同で製作・配給するゴジラとキングコングを主人公とした一連の怪獣映画シリーズです。2014年からはじまり映画はここまで4作品作られています。

さらにテレビシリーズでネットフリックス作品が全8話、そして11月17日からアップルTVでも全10話のシリーズが始まります。ちなみに下の動画はAppleTVではじまる「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」の予告編。カート・ラッセル出てます。あと最後、地表からゴジラが現れるんだが…?これは一体…?!

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東宝はローランド・エメリッヒ制作の1998年版ゴジラで、ゴジラをまさかの「でかいトカゲ」にされた経験から今回は造形チェックをしたそうです。というかレジェンダリーチームは日本怪獣映画に対するリスペクトがあります。ゴジラに対する姿勢がエメリッヒとはまったく違うのはもう観て分かる。そしてこのモンスター・ヴァースシリーズは日本の映画「ゴジラ」シリーズのリブート作品と位置付けられています。

※リブートって何?という方はこちら。〜リブートとリメイクの違いって?〜に少々書きました

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そんなわけで同シリーズにはゴジラ、キングコングの他、キングギドラやラドン、モスラも出てきます。彼ら怪獣は人類が生まれる遥か以前地球を制覇していた古代生物たち。その生き残りがどっかから地表に出てくることがある。その古代生物を管理しているのが「モナーク」という機関です。本家ゴジラでゴジラもろとも亡くなった芹沢博士は渡辺謙が演じ、1作目と3作目に登場。4作目には芹沢博士の息子として小栗旬が出てきます。

1作目「GODZILLA」(2014)

見どころは何といってもフランスの名女優ジュリエット・ビノシュの無駄遣いとカクカクした新怪獣「ムートー」。監督はギャレス・エドワース。ギレルモ・デル・トロにも負けず劣らずの怪獣オタクです。冒頭「あれ?ジュリエット・ビノシュだよな?こういう映画に出る人だったっけ?まさか?違うかな?」と思っているうちにさっさと退場。エンドロールで「やっぱりジュリエット・ビノシュや!」ってなります。

ムートーはこの作品で初登場の新キャラ。オスとメスが登場して卵を産みます。んでゴジラと戦う、と。3体の怪獣が大暴れするサンフランシスコに軍隊がパラシュートで降りる命懸けのシークエンスがカッコいい!このシーンだけでも見る価値ありです。

いちおう父息子の確執や息子夫婦の愛情など人間ドラマはあります。ありますけどどうでもいいです。人間なんぞ眼中にないゴジラがいいです。

GODZILLA ゴジラ(吹替版)

GODZILLA ゴジラ(吹替版)

  • アーロン・テイラー=ジョンソン
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※こういう作品は吹き替え版がお勧めなので全て吹替版を貼り付けさせてもらいました!

2作目「キングコング:髑髏島の巨神」(2017)

まず「髑髏島」って小学3年生男児が考えそうな名前がいいです。映画の中身も中2です。時は1970年代。太平洋に浮かぶ未知の島「髑髏島」に巨大猿がいるという情報をもとに特務研究機関モナークの一行は島に向かいます。出てくる怪獣はキングコングと巨大な蜘蛛とかトカゲとか(ちゃんと名前ついてます!)。

見どころは全体に漂う60〜70年代のB級怪獣映画テイスト。見てくださいよ、下のパッケージのイラスト!ワクワクしますね〜。とくに冒頭、巨大なコングの頭が見えてくるまでの一連の流れは「よっ!待ってました!」と言いたくなるような様式美!監督はジョーダン・ヴォート=ロバーツ。残念ながらこの後は作品を撮っていないようです。 

3作目「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019)

3作目は1作目の「サンフランシスコの悲劇」から5年後という設定。見どころはモスラ、ラドン、ギドラというお馴染みの怪獣たちの暴れっぷり。そして渡辺謙演じる芹沢博士が地底の遺跡(?)に眠るゴジラを自分の命と引き換えに目覚めさせるところでしょうか。ゴジラの巣ってあんなんだったんか…日本人の役割はやっぱり特攻なんか…など様々な思いが駆け巡ります。環境テロリストによってあちこちで怪獣が目覚めてしまった地球。んでギドラが「我こそキング!」的なふるまいをするんですけど、渡辺謙によって目を覚ましたゴジラに叩きのめされて結局ゴジラが一番強うございました!って話です。

4作目「ゴジラvsコング」(2021)

3作目の続き。前回「キングオブキング」となったゴジラでしたが、実は出てこなかった大物がいたんです。そう、コングです。最終決戦はやっぱり1対1でないとね。

見どころはなんといっても小栗旬の白目…って最近書いたな、これ。

※4作目のレビューはこちらをご覧ください。

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あと上のレビューには書きませんでしたが、今作ではコングの住処も描かれます。面白い場所です!

まとめると。

「ゴジラ-1.0」のレビューにも書きましたが、「モンスター・ヴァース」の怪獣たちはあくまで怪獣同士の戦いに命をかけており人間なんぞ歯牙にもかけません(唯一人間に近いコングとはちょっと交流ありますが)。そこが良くもあり悪くもありです。気になった方はぜひ観てみて下さい!

「ゴジラ-1.0」のレビューも置いておきます〜

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