映画ごときで人生は変わらない

映画大好き中年主婦KYOROKOの感想と考察が入り混じるレビュー。うっすらネタバレあり。週1〜2回更新中!

【ジョン・ウィック】と【ベイビーわるきゅーれ】感想/接近戦で銃口は下を向く

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【ジョン・ウィック】基本情報

公開年:2014年

監督:チャド・スタエルスキ  デヴィッド・リーチ

脚本: デレク・コルスタット

キャスト:キアヌ・リーブス(ジョン・ウィック)ミカエル・ニクヴィスト(ヴィゴ・タラソフ)アルフィー・アレン(ヨセフ・タラソフ)

上映時間:101分 

※R15+

【ジョン・ウィック】あらすじ

<以下アマプラの紹介文より引用>

かつて裏社会にその名を轟かせた伝説の殺し屋ジョン・ウィックは、足を洗って愛する妻と平穏な日々を送っていた。その妻が病で亡くなり、悲しみに暮れる彼の心を癒してくれたのは妻から贈られた1匹の仔犬だった。ある日、マフィアを父に持つロシア人の青年がジョンの家を襲撃。愛車のマスタングと仔犬の命までも奪い去ってしまう。怒りに震えるジョンは封印していた“殺し屋の魂”を解き放ち、たった1人で復讐に乗り出してゆく

【ベイビーわるきゅーれ】基本情報

公開年:2021年

監督:阪元裕吾

脚本:阪元裕吾

キャスト:髙石あかり(杉本ちさと)伊澤彩織(深川まひろ)本宮泰風(浜岡一平)秋谷百音(浜岡ひまり)

上映時間:95分

※PG-12

【ベイビーわるきゅーれ】あらすじ

<以下アマプラの紹介文より引用>

女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた・・・。明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったりする、成長したり、成長しなかったりする物語である。

そういやアクション映画あんまり観てないなあ…って思いまして。

ジャッキー・チェンが大スターだった80年代に青春を過ごした世代ですから決して嫌いじゃあないんだけど、シュワちゃんやスタローンが大暴れするイメージが強くて「なんか古い」とか思ってたんすよ。

んなわけで、最近(つってもジョン・ウィックは10年近く前ですが)評判のアクションもの観てみようかな〜と選んだ2作品について薄〜い感想を少し。

ジョン・ウィック 感想

犬を殺されて復讐するってのはイイですね!監督の2人はスタントマンもしていたというだけあって、アクションがもちろん徹底的にいいのですが、お話もわりと好きです。主人公ジョン・ウィックは愛する人との暮らしのために足を洗った伝説の殺し屋。「えんぴつ一本で3人を殺したヤツ」ってのが都市伝説化しています。そのジョンが止むに止まれぬ事情で現場復帰。「ヤツが帰ってきた!」と界隈は騒然とするのですが、その「過去の凄さ」を見せる回想シーンがないのが潔くて良い。映画の中で描かれるのは今、ここ。刹那です。殺し屋を描くのにふさわしい時間の流れ方です。面白かった!

ベイビーわるきゅーれ 感想

こちらも話題になっていた低予算和製アクション。ちなみにジョン・ウィックの監督、チャド・スタエルスキとデヴィッド・リーチは共に日本のアクション(千葉真一とかそのあたり)に多大な影響を受けたそうでっせ。

さて、高校を卒業したばかりのフリーター女子、ちさととまひるの本職は殺し屋。いつもでろでろした服を着て「だりい」「疲れた」を連発するオフビートな2人ですが、殺しの腕はピカイチ。パクられないか心配するほど秀逸な設定です。セリフが聞こえにくかったり、部屋のカメラ位置はそこしかないのかい?などの低予算ならではのキビしさはありますが、こちらもアクションシーンは目を見張る出来。

アクションの共通点

前述したようにアクション映画といえばシュワルツネッガーやスタローンらムッキムキの役者が派手な武器を使ってやりあい、最後はなぜか必ず1対1の肉弾戦になる…っていうイメージの世代なもんで2本の作品を観て「へえ〜」と思っちゃいましたよ。

銃は使うんですけど、接近戦なんですよね。銃で撃ち合いしつつ格闘戦をしている。戦う2人の距離が近いので画角はきゅっとコンパクトになり、銃口は下を向いていることが多い。とてもスタイリッシュに観えます。そしてスピード感が凄い。組み合う2人の体勢もどんどん変わっていくし、これでカメラ位置に工夫をこらしたら無限の可能性が広がりそうです。

それと体格差での見せ方。ベイビーわるきゅーれで「肉弾戦」を担当するのはまひろなんですが、女性なのでちょっと背の高い男性の役者さんと並ぶと身長差が凄い。見るほうはいよいよヤラレるのでは…?!とドキドキするわけですが、その身長差を上手く利用して勝利する。アジア映画ならではのアクションシーンだし、これもまだまだ可能性がありそう。まひろを演じる伊澤彩織さんはスタント・パフォーマーで、公開中のジョン・ウィックシリーズ最新作の「ジョン・ウィック:コンセクエンス」にもスタントで参加されているとか。

まあ、アクション映画をよく観られている方からすれば今さらな発見だと思いますが、改めて「このジャンルも進化しているんだから話題作はちゃんと観よう!」と思ったのでした。うっすい感想ですんません!

人生変わった度

★★

ワタシも猫のためなら銃を取りますわよ!

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ジョン・ウィック(字幕版)