映画ごときで人生は変わらない

感想と考察が入り混じる映画レビューブログ。うっすらネタバレあり。週1〜2回更新中!

【MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない】と【リバー、流れないでよ】2つのタイムループもの感想(ネタバレなし!)

 

 

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【MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない】基本情報&あらすじ

基本情報

公開年:2022年

監督:竹林亮

脚本:夏生さえり  竹林亮

キャスト:円井わん(吉川朱海)マキタスポーツ(永久茂)長村航希(遠藤拓人)三河悠冴(村田賢)

上映時間:82分

あらすじ

<以下amazonプライムビデオの紹介文より引用>

月曜日の朝。バンッ!!鳩が窓にぶつかる大きな音で、会社に泊まり込んでいた社員全員が目を覚ました。とある小さな広告代理店で働く主人公・吉川朱海(円井わん)は、「この仕事が終わったら、憧れの人がいる大手広告代理店へ転職する」と燃え上がる野心を持って仕事に取り組んでいた。しかし、次から次に降ってくる仕事で、余裕はゼロ。社員同士の穏やかな会話もなし。プライベートは後回し。月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日。休みなく働き続けていた、ある月曜日の朝のこと。後輩2人組から、こう告げられる。「僕たち、同じ一週間を繰り返しています!このタイムループのことを、夢の出来事だと思って忘れないために“意識”を変える合図を覚えてください。“鳩”です…」翌日、月曜日。バンッ!!!鳩が窓にぶつかる大きな音を聞き、朱海はハッとした…

【リバー、流れないでよ】基本情報&あらすじ

基本情報

公開年:2023年

監督:山口淳太

脚本:上田誠

キャスト:藤谷理子(ミコト)鳥越裕貴(タク)本上まなみ(キミ)

上映時間:86分

あらすじ

<以下公式サイトより引用>

舞台は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」。静かな冬の貴船。ふじやで働く仲居のミコトは、別館裏の貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれ仕事へと戻る。
だが2分後、なぜか再び先ほどと同じく貴船川を前にしている。
「・・・・?」
ミコトだけではない、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちはみな異変を感じ始めた。
ずっと熱くならない熱燗。なくならない〆の雑炊。永遠に出られない風呂場。自分たちが「ループ」しているのだ。しかもちょうど2分間!2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまう。そして、それぞれの“記憶”だけは引き継がれ、連続している。そのループから抜け出したい人、とどまりたい人、それぞれの感情は乱れ始め、
それに合わせるように雪が降ったりやんだり、貴船の世界線が少しずつバグを起こす。
力を合わせ原因究明に臨む皆を見つつ、ミコトは一人複雑な思いを抱えていた―――。

2024年、波乱の幕開けとなりましたね…。こんな時こそ粛々と日常を続けるのみ…ということでパソコンに向かっています。

さて、タイトルの2作品は2022年、23年と相次いで公開されたタイムループもの。揃って90分以内という短さと、題名の長さ、比較的狭い世界が舞台、そして「タイムループの原因が分かったぞ!」からのどんでん返しというところが似ています。

「MONDAYS」のほうを映画館で観て面白かったもんでこの年末に「リバー、」を配信で観てみたのですがいまいちノれなかったのですわ。まあこれはワタクシの属性によるものなんで「リバー、」のほうが面白い!と言う方も多いと思います。おそらく「リバー、」は若い方に、「MONDAYS」は中年以降にグッと刺さるのではないでしょうか。もちろんどっちもアッと驚くアイデアで面白いですよ!では以下、ざっくり感想です〜

【MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない】感想

「笑って泣いて」と言うとありがちなキャッチフレーズのようですが、こういうところに感情を持っていってくれる作品は素直に面白いし何より気分がよくなります。「MONDAYS」はまさにそんな「笑って泣いて」な映画でした。「タイムループもの」はともすれば「子供騙し」になりがちな題材ですがメインキャストの一人を50歳の部長(マキタスポーツ)にしたことで深みが出ています。前半は「同じ1週間を繰り返している」ことに気付いた一部の人間が気づいてない人に「タイムループを気づかせる」のがメイン。そんでループの理由が、部長のブレスレットの呪いだ!ってことでそのブレスレットを破壊する。よし!抜けたぞ!!…しかしやってくるのはまた同じ月曜日。あれれ?…というわけで「本当の原因」を探す後半戦。年のせいで涙腺が緩いのと、部長と同じOVER50だってことで最後のほうまさかのボロ泣きでしたよ、ハイ。これ、中年のみなさんにおすすめです。「会社に何日も泊まり込み」なんてのも、今の若い方より中年のほうが共感できて泣きますよきっと。

【リバー、流れないでよ】感想

「2分のループを延々繰り返す」。…これをどうやって80分の映画にすんのかちょっと頭を捻りましたが何一つ思い浮かばなかったので、このアイデアを一本の映画に仕上げたその才気にまずは脱帽でございます。こちらは「MONDAYS」と異なり意識は繋がっているので登場人物たちは「ループしてる?!」ってことにすぐに気がつきます。映画として面白いのはその「2分」を主人公ミコトを主体としたワンカットで撮っていること。舞台である旅館の中を動き回り2分経つと映像がフェイドアウト。するとミコトたちは「初期位置」に戻ってしまう。ミコトの初期位置は旅館裏の川のほとりなので何度もそこからやり直しているうちに「2分間でできること」が増えていく。カメラは旅館の急な階段を何度も何度も登るミコトの後ろをこれまた何度も何度もついていく。観ているほうまでくたびれるこの「ループ感」が素晴らしい!でもこの作品、ワタシ的にグッとこなかった原因の一つは映像でしかできない面白いことをしてるのに、セリフと芝居が実に舞台臭かったところです。(舞台っぽい芝居があまり好みじゃないもんですんません)

さて、ループの原因は中盤で発覚し「この世界で楽しむだけ楽しんだら時間を元に戻そう」となる。しかしいざ戻そうとすると…?!もうあとは「オチ」としてあっさり終わります。このオチまでの部分を楽しめるかどうかなんですが、中年おばさんにはちとキツかったな、という印象でした。

まとめると

どちらも一癖クセあるタイムループものだし、短いので合わせて観るのもよいかと思います。余談ですがループものだと日本のライトノベル原作のSF「All You Need Is Kill」は面白かった。何度悲惨な戦いを繰り返しても諦めず少しでも進もうとする主人公がトム・クルーズにピッタリ!「同じことを繰り返す」って眺めているとなんだか切なくなってくるんですよね。同じところで何度も失敗したりしてさあ…。タイムループものってきっと突拍子もないSFに見えて実は人間の毎日と同じことを描いてるんだろうなあ〜だからモチーフとしてあちこちで使われるんだろうね、なんて考えたりしました。

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