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【インディ・ジョーンズ/最後の聖戦】「フェイブルマンズ」後だから分かった父と息子の物語

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 [Blu-ray]

基本情報

公開:1989年

監督:スティーヴン・スピルバーグ

脚本:ジェフリー・ボーム

キャスト:ハリソン・フォード(インディ・ジョーンズ)ショーン・コネリー(ヘンリー・ジョーンズ)リヴァー・フェニックス(少年時代のインディ)アリソン・ドゥーディ(エルザ・シュナイダー)                

上映時間:127分

あらすじ

<以下、アマゾンプライムビデオの作品紹介文より引用>

キリストの聖杯を追うナチスが、聖杯の権威であるインディの父親を誘拐した。インディは、ネズミだらけのベニスのカタコンベを駆け抜け、ナチスのパイロットとのスリル満点のドッグファイトに挑み、強大な火力を誇る戦車に果敢に立ち向かう。聖杯に秘められた、命を与えそして奪い去る能力が明らかとなるとき、インディと彼の父親に残された時間も残りわずかとなる!

「フェイブルマンズ」の父親とインディの父親を比較すると…

今日の金曜ロードショーは「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」だ!いぇ〜い!!冒頭のリバー・フェニックス(若き日のインディ)の活躍に始まり、同シリーズお馴染みのナチスとの戦い、そして最後のペトラ遺跡(同作のロケ地となって一躍有名スポットに!)と見どころいっぱいで何度見ても楽しいですね〜。しかも今日の吹き替えはお馴染み村井國夫さんだし。いまさらこの名作についてワタシなんぞが語れることはありませんが「フェイブルマンズ」を観た者として少々書きたいな、と。

「フェイブルマンズ」は昨年度のアカデミー賞7部門にノミネートされましたが、エブエブ旋風に敗れ受賞を逃したスピルバーグ監督の自伝的作品。「フェイブルマンズ」とは「フェイブルマン家の人々」的な意味で、スティーブン・スピルバーグ少年(作中では「サミー少年」)の目線で一家の軌跡が描かれています。一家と言ってもこれ、ほぼ少年から見たお母さんのお話。歌手でピアニストで自由な精神を持ったお母さん、夫の親友と浮気をし離婚。フェイブルマン家は崩壊します。サミー少年は趣味の8ミリフィルムで日常を撮影していたことでお母さんの浮気に誰よりも早く気づいてしまいます。

※「このせいでスピルバーグは『真実を写したところでいいことなんて何もない』と虚構の世界に走ったのではないか?」という考察を書きました。詳しくはこちらのレビューをどうぞ〜。

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さて、この「フェイブルマンズ」の中で「お父さん」が薄めのキャラで、あまりフューチャーされていないのは「父親との関係」はすでに「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」で描いたからではないか?って思いましてね。

ではここで「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」に出てきた父親と、「フェイブルマンズ」に出てきた父親とのキャラと主人公との共通点を洗い出してみましした。

・社会的に「立派な人」→インディ・ジョーンズの父親は聖杯については権威の歴史学者。サミー(=少年時代のスピルバーグ)の父親は大手企業に次々とヘッドハンティングされるほど優秀なエンジニア。

・ちょっと間抜け→インディ・ジョーンズの父親、けっこうやらかしますよね…。コメディシーンとして楽しいです。一方サミーの父親は自分の親友と妻が浮気しているのに気が付かないっていう深刻な間抜け。

・仕事人間に対する父親への反発→「最後の聖戦」の中でインディは研究に夢中になる父に対し「そんなんだからお母さんが出て行っちゃったんだよ」と言っています(うろ覚えですが)。「フェイブルマンズ」にははっきりしたセリフはありませんがサミーは家庭が崩壊したのは浮気した母親のせいではなく父親とその仕事(出世するたびに引っ越しをする)のせいだとと捉えているように思います。

父親と息子の関係というのは「娘」であるワタシには計り知れませんが、どの親子も根底は同じなんでしょうね。だからこそ「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」は単なるアドベンチャーものとは異なり、広い世代に長く愛される名作になっているのでしょう。

人生変わった度

★★★★★

この作品を嫌いっていう男子に会ったことない

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「最後の聖戦」の前作となる「魔宮の伝説」についても書いています。

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