映画ごときで人生は変わらない

感想と考察が入り混じる映画レビューブログ。うっすらネタバレあり。週1〜2回更新中!

映画を観ない人のことを考えてみた【映画周辺の雑記】

Twitter(改めX)でも紹介したのですが、まずは芸人・くまだまさし氏の衝撃のインタビューを(記事自体は2年前のものです)。

eiga.com

記事の内容は「くまだまさしは生涯で1本しか映画を観たことがない。その1本とは『プリティ・ウーマン』で、そればかりを400回観ている」という証言を元に本人にインタビューしたもの。その結果「さすがに他の映画も観たことはあるが『普通の人の100分の1』くらい」「『ボディ・ガード』と『アポロ13』も300〜400回観ている」「ぼーっと観ているだけなのでシーンもセリフも覚えていない」「DVDを持っているわけではなくその都度レンタル店で借りている」というさらなる衝撃の事実が判明した、というもの。

この記事を突然思い出したのはYouTubeを観ていたらあるYouTuber(30代後半)が「これまで映画館に3回しか行ったことがない」と言っていたのを聞いたからです。確かに少ないとは思うけど、ワタシもJリーグの試合を観に行ったのは人生1回きりで、サッカー観戦マニアからしたら「え?少な!!」だよな、と思ってちょっと調べてみました。

NTTコムの2019年アンケート調査によれば「ここ1年間で映画館に行った」人の割合はわずか40.3%。そもそも「映画館に映画を観にいく」という行為をする人のほうが少数派なわけです。配信で観る人は増えているようですが。うむ。

research.nttcoms.com

映画館・配信にかかわらず映画を観ない人はなぜ観ないのか?想像してみると「映画館は高い」「チケット取るのめんどう」「2時間は長い。時間もったいない」「集中できない」「そもそも興味ない」などがあるでしょう。

ワタシも周囲の人たちのことを考えてみましたが、そもそも映画を観ない人と映画の話をしないので「なぜ観ないのか?」分からないんですよね。時々とても流行った有名な作品を観たことがない、という人に会うと「え?観てないの?面白いよ!絶対見なよ!なぜなら…」とまくし立ててしまい、相手が「なぜそれを観てないのか?」を考えないのですよね、これとても反省しています。

さて今回なぜこんな話題を持ち出したかといえば映画「バービー」の感想バトルをTwitter改めXで目にしたからです。「バービー」は実に様々な見方のできる作品です。例えば冒頭に「2001年宇宙の旅」のパロディがあり、この作品を知っている人には笑えるシーンですが、知らない人はむしろ不快に思うようで、実際そんな感想もありました。

思うに最近の映画ってこういう「映画の文法や歴史」を踏まえたものが多く、「知っているか?知らないか?」で感想が大きく分かれるような気がします。大きく分かれるのならまだいいんですけど、「バービー」は扱っているテーマがテーマだけに(ポリコレ的・フェミニズム的なもの)、「知っている/知らない」「分かる/分からない」組に分れて喧嘩しているように見えるんです。なんだかなあ。知ってても知らなくても、分かっても分からなくても、面白くてもつまらなくてもいいじゃないですか。感想はその人のものだもの。その上、くまだ氏のような人もいる。そういうことは忘れないようにしたいし「え?あの映画観てないの?なんで観ないの?え?あのシーンの意味わからないの?」とか言うのやめよう、などと思ったことを自分用メモとして書きました。なんか真面目になってしまったわい(照れ)

 

バービーのワタシ的感想はこちら。

kyoroko.com