映画ごときで人生は変わらない

感想と考察が入り混じる映画レビューブログ。うっすらネタバレあり。週1〜2回更新中!

【スティング(映画)】ネタバレなし解説/映画史に残る大どんでん返し!

 

 

 基本情報

公開年:1973年

監督:ジョージ・ロイ・ヒル

キャスト:ロバート・レッドフォード(ジョニー・フッカー) ポール・ニューマン(ヘンリー・ゴンドルフ) ロバート・ショウ(ドイル・ロネガン)

上映時間:129分

 あらすじ

舞台は1936年のシカゴ。詐欺で日銭を稼ぐジョニー・フッカーはある日いつものように通行人から金を騙し取るが、相手が大物ギャングのロネガンの手下だった。そのためジョニーと組んで詐欺をしていた師匠であり親同然のルーサーが殺されてしまう。復讐を誓ったジョニーは伝説の賭博師ヘンリーを尋ねて協力を依頼。ここから大掛かりな作戦が始まる…!

 もしもタイムマシンを無駄遣いできたら

かまいたちの漫才に「ポイントカード」というものがあります。ツッコミの濱家氏がボケの山内氏に「もしもタイムマシンで過去に行けるとしたらどこに戻りたい?」と聞くと山内「あの店で初めて『ポイントカードお作りしませんか?』と聞かれた日に戻りたい」と言います。わかるわあ〜。そん時めんどくさかったりたぶんこの店そんなにこないだろうと思って「結構です」と断ってしまう。でも結局何度もその店に行くことになりそのたびに「ポイントカードございますか?」って聞かれると

あ〜。あの日にポイントカード作って貯めてたら今頃すんごい溜まったに違いない!くっそ〜!!ってなります。

もしこのくらい「タイムマシンの無駄使い」をさせてもらえるならワタシの答えは一択。「スティングを見る前の日に戻りたい」そしてもう一度あの大どんでん返しで「ああああっ!!」と心の底から驚きたい!

そのくらい「スティング」の驚きは楽しいものでした。

最近の若者はネタバレあらすじを読んでから映画を見るそうで、それはそれで理解がより深まると思うので、いいと思います。ワタシも時々やります。

しかし!

この世にはネタバレダメ!絶対!!な映画が存在します。

「シックスセンス」しかり「ユージュアル・サスペクツ」しかり。

「『ユージュアル・サスペクツ』、どんでん返しがすごいっていうけどさ〜。オレくらいになると途中で気づいちゃうんだよね〜。だってさあ〜」と、ネタバレしてきた男をワタシは今でも許していません。28年前の話ですけどね…。

そしてもちろん「スティング」もネタバレダメ!絶対!!な映画。

そんなわけで今回はネタバレなし。サジェストキーワード(「映画 スティング」という言葉とどんなの言葉が一緒に検索されているか)では「映画 スティング わからない」というのが結構多くて、「ネタバレしたい!!」という気持ちで胸がパンパンではありますがここは抑えます。

さて「スティング」は第46回アカデミー賞作品賞受賞作ということからもわかるように上質な作品で、どんでん返しだけが面白いというわけでもないのです。

 スティングココがイイ!ポイント3点

イケおじが揃い踏み!

なんてったってポール・ニューマン&ロバート・レッドフォードですよ!

公開当時、ポール・ニューマンは48歳・ロバート・レッドフォード37歳。

主人公はこの2人です。伝説の詐欺師ヘンリー(ポール・ニューマン)と、野心むんむんだけどいまいち小物感が抜けないチンケな詐欺師ジョニー(ロバート・レッドフォード)。ヘンリーはすでに最盛期を過ぎて枯れているんだけどここぞという時にビシッと決める。渋い!!そしてジョニーは好きあらば女性を口説こうとするけど、キラッキラの笑顔が憎めない。さらにイケおじ二人を盛り立てるのは衣装!舞台は1936年のシカゴ。オーダースーツに帽子でビシッと決めたこの頃の男性の服装、お好きな方にはたまりませんよね。(麻生太郎風といえば想像できますかね?!)

小洒落た音楽「ジ・エンターティナー」

スティングの主題曲「ジ・エンターティナー」。名前は知らなくても聞けば誰でも「一度はどこかで聞いたことがある」曲ではないでしょうか。

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実は映画のためのオリジナル曲ではなく、1902年に発表された曲を音楽担当のマーヴィン・ハムリッシュが編曲したのだとか。ちなみにマーヴィン・ハムリッシュは「コーラスライン」の音楽も担当しています。

時代設定が1930年代なのに音楽は1900年代のもの。批判もあったようですが小粋な感じがこの作品のオサレさをより引き立てています。

あと、音楽の使い所が「しっかり聞かせる」場面のみで流れているんですよね。劇中で会話を交わしているシーンでBGM的に音楽が流れる、って部分がほぼありません。だからより印象に残るわけです。オサレ!!

脚本の面白さ

最後のどんでん返しの前にもあっと驚くシーンが!ワタシは本当に家で一人でDVDを観てて「おわっ?!」と声が出てしまいました。こういう驚きはもちろんセリフもいちいち小粋でして、ともかく脚本が面白いんですわ。

DVDの特典映像の解説では…

脚本は当時若手のデヴィッド・S・ウォード。ベテラン監督ジョージ・ロイ・ヒルが撮ることになってから何度も推敲を重ねたそうですが、セリフはほぼそのままだったとか。粋なセリフで溢れていますが、中でもジョニーとヘンリーが初めて会うシーンは印象的。恩師のルーサーから伝説の詐欺師ヘンリーのことを聞いて期待して会いに行ったジョニー、ヘンリーがただの酔いどれのおっさんだったと失望して皮肉を言うと

ヘンリー「生意気だとは聞いてない」

ジョニーは返す刀で「負け犬とは聞いてない」

こんなやりとりとても良いです。

…と、駆け足でまとめましたが、Stingは直訳すると「刺す」ですが「欺く」というスラングでもあります。みなさまもぜひあっと欺かれて下さい〜。そしてネタバレはダメ!絶対!

 人生変わった度

★★

人生はネタバレないから面白い

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