ロミオ&ジュリエット [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
基本情報
公開年：1996年
監督：バス・ラーマン（他作品「ムーラン・ルージュ」「華麗なるギャツビー」）
キャスト：レオナルド・ディカプリオ（ロミオ）クレア・デーンズ（ジュリエット）
上映時間：120分
※ストーリーは省きます。舞台はメキシコですがお話はシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」ほぼそのままです。
感想と解説
タイタニックでレオ様に痺れたら
昨日までの上映だった「タイタニック3Dリマスター版」が大盛況だったようで。中には初めて観たという人もいるというのにびっくりしましたが、まあ25年前の映画だもんな。生まれてない人もいるしな。ワタシは公開当時、２回劇場で観て思う存分泣きましたよええ。
さて、タイタニックを初めて観たという方、驚いたでしょう。何にって？そりゃあジャックの美しさにですよ！レオ様の美しさにですよ！あ、もしかしてレオ様って言っても通じませんかね？レオナルド・ディカプリオ様のことです。（以降レオ様で統一よろしく）あの、個人的な感想なので怒らないでいただきたいのですが、レオ様の最盛期は「タイタニックまで」と「いま（ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド以降）」かなあとおもっちょりまして…真ん中の、特にスコセッシと組んだあたりの作品は…もにゃもにゃもにゃ…。
長いこと見ていると分かりますがスターには旬がある。一般の人に置き換えるとたぶん「モテ期」ってやつです。この「旬」がなんなのかじっくり考察したいと思いますが、長くなるのでまた今度。
本当のナンバー１「太陽と月に背いて」
で、タイタニック以上のレオ様を堪能できる作品を紹介したろと考えたらここはやはり「太陽と月に背いて」ではなかろうかと。この作品でレオ様は妻子持ちのヴェルレーヌを誘って破滅へと導く若き天才詩人アルチュール・ランボーを演じています。悪いわけなかろうて。そんで調べたらですよ？この作品どっこも配信していないんです。DVDも廃盤。今メルカリ見たらDVDが59000円でした。なめとんのか。いや〜ひどい。そして公開当時観ておいてよかったです。
ランボーという伝説の詩人の最も純度の高い数年間を描いたこの作品の中でレオ様はアブサン（度数高すぎてヤバい酒）をあおり、長い手足で年上の男性を翻弄し、自分自身に苛立って癇癪を起こし、そして他の誰にも書くことのできない美しい言葉を綴ります。まさに地獄の季節！
ってすっかり「太陽と月に背いて」の話になりました。紹介しますって言っといて観られないんじゃがっかりですよ…というわけでもう一本次点として選ぶなら、「ロミオ＆ジュリエット」です。他にも「バスケットボールダイアリーズ」「ギルバード・グレイプ」など良い作品がたくさんありますが、「レオ様キラキラ度」で言えば断然これでしょう。
キラキラすぎるロミオ様
ストーリーはシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」そのまま。その古典をスタイリッシュでワイルドな現代劇に仕立てています。なんせロミオ（レオ様）はアロハシャツ着てますんでね。恋愛の喜怒哀楽がぎちぎちに詰まったこのお話を、実に伸びやかに演じるレオ様。普通の人の感情表現の上限が100としたら200いってるって感じ。感情と同じくらいよく動く長い手足が効いてます。
監督バズ・ラーマンは「ムーラン・ルージュ」が有名ですが、社交ダンスを描いた「ダンシング・ヒーロー」、それから同じくレオ様出演の「華麗なるギャツビー」も面白い。古典作品を題材とするとどうしてももさっとなりますが、演出のスタイリッシュさとスピーディーさで上手く「今どきの人でも観られる」感じにリメイクしています。
公開は96年。タイタニックの１年前です。「ロミオとジュリエット」って有名だけど実はどんな話が知らないのでこっそり学習したい…なんて方にも、おすすめです。
人生変わった度
★★
レオ様の旬をリアルタイムで目撃したこの幸せよ
こっちはAmazonプライムビデオで観られます。良かった！
そのロミオとジュリエットは目眩く恋から生まれた、という設定の珠玉の恋愛映画「恋に落ちたシェイクスピア」のレビューはこちら。うっとりしたいアナタにおすすめです。
