基本情報
公開年:1982年
監督&脚本:スティーブン・リズバーガー
キャスト:ジェフ・ブリッジス(ケヴィン・フリン/クルー)ブルース・ボックスライトナー(アラン・ブラッドリー/トロン)シンディ・モーガン(ローラ/ヨーリ)
上映時間:96分
あらすじ
<アマプラ紹介文より引用>
数々のビデオ・ゲームを発明した天才的なコンピューター・プログラマーのフリン(ジェフ・ブリッジス)は、人間を操る邪悪なコンピューター総合制御システムMCPに敵対したため、レーザー・ビームで電子の世界に送り込まれてしまう。独自の文明が発達した電子の世界では"ライト・サイクル"が目にも止まらぬ速さでレースを繰り広げていたが、フリンも戦士として生死をかけたゲームに挑むことになる。アランとローラの助けを借りたフリンは、人間の世界をも支配しようとするMCPの野望をうち砕くために、ユーザーに忠実で勇敢なビデオ戦士"トロン"に全てを託した!
評価
まあ、可もなく不可もなく…。1982年に公開され、世界で初めて全面的にCGを使った映画として世の中を驚かせた一本。それ以上でも以下でもなく、当時の最先端は今観るとさすがに稚拙に見えます。そんなことは観る前から分かっていましたが、実際観てもその予想は覆りませんでした。映画として面白いかと言われればNOです。
ではそれでも鑑賞した理由も含め、以下ざっくり感想です〜。
感想
はっきりと面白くない、と書きましたがもちろん見所はあります。ストーリーの中で面白いのは「プログラムを擬人化」したこと。電脳世界には良いプログラムと悪いプログラムとがあるのですが、悪いほうに乗っ取られてしまう。しかもそいつが自ら思考し始める。AIです。
そしてコンピューターの中に人間が移送されるというのも当時としては新しい発想だったのではないでしょうか。
公開時小学生だったワタシは「なんか凄そうな映画だな」と思いつつ観ることができず、2010年公開の続編「トロン:レガシー」で初めて「トロン」シリーズに触れました。内容は覚えていないのですが、映像がスタイリッシュで面白かった記憶があります。
そして2025年の今年「トロン:アレス」が公開されるとあって、本家本元を観なくては!と鑑賞にいたったわけです。
んで1982年のトロンですが、そりゃあオンタイムで観た人たちはびっくりしたでしょうが、かといって「2001年宇宙の旅」なんかと比べたら傑作とも思えません。それでもなお伝説的に語り継がれるのはやはり、CGを使ってなおかつスタイリッシュに電脳世界を描いた最初の映画だからです。
とくに目を惹くのはバイクのシーン。コンピューターゲームの中のバイクは直線を進み、直角に曲がりながら失踪する。スマートなデザインには大友克洋先生がインスパイアされ、「AKIRA」の中の金田のバイクを生み出しています。このようにトロンの影響下で生まれた後のSF作品が山ほどあるのです。
今調べてて知ったのですが、上海とフロリダのディズニーランドにはこのバイクに乗れるアトラクションがあるそうな。いいなあ…。
バイクに限らず、電脳世界はシンプルな線で出来ていて、しかも光っている。このなんともレトロなデザイン、お好きな人にはたまらない美術でしょう。
期待の新作「トロン:アレス」の資料として観たので、薄口の感想になってしまいました。最近はこういった実写洋画SF作品はあまりウケないのかも知れませんがワタシは楽しみにしています!観たら感想書きますね!
「トロン」はアマプラで観られます〜。
アマゾンプライムは30日間無料体験できます。ここから申し込みに飛べます〜。
「AKIRA」のレビュー置いておきます。赤いのが金田のバイクね。
「トロン:アレス」のトレーラー貼っておきます。トロンの世界では「赤い光」を放つのは悪、正義は青い光です。例のバイク、フリスビーみたいな武器などガジェットはそのまま受け継がれています。人間が電脳世界に入っていくこれまでと逆で、向こうがこっちにやってくるのだとか…!!
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