
基本情報
公開年:2025年
監督:クリストファー・マッカリー
脚本:クリストファー・マッカリー エリック・ジェンドレセン
キャスト:トム・クルーズ(イーサン・ハント)ヘイリー・アトウェル(グレース)ヴィング・レイムス(ルーサー)サイモン・ペッグ(ベンジー・ダン)イーサイ・モラレス(ガブリエル)ポム・クレメンティエフ(パリス)
上映時間:169分
あらすじ
公式サイトに掲載されていないので省略します
評価
いつもにもましてストーリーは良く分からない!ってかやっぱり敵をAIにするのはアクションものとして無理があるじゃろ…という気も。
それでもやっぱり面白いのはトムクルのアクションの凄まじさです。CGを使わず生身の身体を張って撮る意味が本当に良くわかりました。感動するんすよ!齢60の人間が全力で走っている姿は、ただそれだけで感動できる。
M:I全8作のラストとなりましたが、一観客として最後まで完走できてよかったな〜、ってちょっとしんみりもしたよ!あ、あと前作の菊地凛子似でミニスカートの凄腕殺し屋パリスが今回は味方になって活躍してるのも良かった!
感想
前回の「M:IデッドレコニングPART ONE」の記事を書く際に、1作目からの情報をまとめておいて本当に良かったなと思いましたよ。何しろ映画館を出た途端に内容を全て忘れちゃうのがこの「ミッション・インポッシブル」シリーズなんですから。前作のストーリーを全く覚えてなかったので自分のブログが役に立ちました。
※置いておきますね!
今回のファイナル・レコニングは前回の続きで、悪役は「人類を脅かすAI」と「そのAIを服従させようとする悪人」です。
AIが暴走して、人類を破滅させようとするという要素は1968年「2001年宇宙の旅」と同じ。半世紀前の映画と同じテーマを扱っているんですぜ?しかも「なんかよく分からんがAIって人間より賢いんでしょ?そしたら人間を服従させようとしますよね?怖いわあ〜」っていう見方も同じ。(ミーガンのレビューでも同じこと書いたな…)
古い…というより、人間のほうがあまり進歩していなんじゃないかと思います。
さて、今作ではそのAIのソースコードを?制御できる?コアモジュールが?沈んだロシアの潜水艦の中にありまして?それを回収するのに鍵が必要??…ええい、よう分からん!
とにかくですね…これ、前作から顕著になったと思うんですが、「これからどんなアクションをするか説明ブロック」→「アクションブロック」→「説明ブロック」→「アクションブロック」の繰り返し。
アクションブロックでスクリーンに見入っていた観客が、説明ブロックになると一斉にガサゴソとポップコーンを食べ始めたり、ズズズっとコーラを飲み始める。説明ブロックはストーリーの説明というより、実質「次はイーサン(トム・クルーズ)がこんな大変なアクションをします。こんな危機が彼を襲います。果たして成功するのでしょうか?!」という前振りになっているのが面白い。相当セリフは練ったと思います。
それから前回のレビューで「次回作はグレースの成長物語になっているのでは」「IMFメンバーの過去も暴かれるはず」と書きましたが、全然違いました。グレースは訓練を積んだのか初手からアクションできる人になっていたし、メンバーの過去をさらっている暇はなかったようです。
今回のアクションは、パリのバイク疾走、深海に沈む潜水艦を目指すイーサン、そして飛行機(昔ながらの複葉機)につかまるやつ。
「マーヴェリック」の時も思いましたが、いくら鍛えているといえ、60歳。裸になると若干の哀愁が漂います。飛行機でのアクションも強風で頬肉が弛み、髪も無惨にペシャンとなる。もちろんトム・クルーズですからカッコイイには違いないんですけど、「かっこいい」という言葉からはみ出すような感情が込み上げるわけです。その言外の感情をまとめて「感動」というのでしょう。決して演技派ではありませんが、肉体を極限まで使って観客の心を揺さぶる、それが彼の流儀です。
特に今回はイーサンにとっても過去を振り返るストーリーになっており、M:I最終回として1作目からの名シーンをダイジェストで見せてくれるので、「トムクルも若かったなあ〜。お互い歳をとりましたね…」なんてしんみりもさせてくれる。
正直、世界がこんな大変な時に引退しないでくれよイーサン・ハント!と思わなくもないですが、ひとまずはお疲れ様。
そんなトム・クルーズの次回作はコメディだとか!こちらも楽しみです〜。
公式サイト貼っておきますね〜。
「ファイナル・レコニング」は「デット・レコニング」からの続きです。アマプラで観られますので予習にどうぞ〜。
