大辞林によれば【不穏】とは「おだやかでないこと。状況が不安定で危機や危険をはらんでいること。またそのさま。」映画においては「理由の分からない恐怖」が不穏を煽ると思います。
「不穏度」を100を満点とした点数で表しています。あくまでワタシの主観です。まだ観ぬ不穏映画、観たけれどレビューを書いていない不穏映画も多数あるので暫定ですが、ここまでのトップ10です。
同点9位:不穏度80 【エクソシスト】【NOPE/ノープ】
エクソシスト
緑のゲボを吐くシーンやブリッジ階段降りが有名すぎて驚かせホラーだと思っていましたが、大人になってから観ると心理的にじわじわ来ます。
NOPE/ノープ
そういえば、あの雲ずっと動いてないよね…。意味ありげ系といえばジョーダン・ピール。空に浮かぶモノの正体は賛否あるようですがワタシはとても好きです。
同点6位:不穏度85【ロブスター】【第三の男】【TAR/ター】
ロブスター
45日以内にパートーナーを見つけられなければ人間以外の生き物に変えられてしまう世界。なんだそれ。設定そのものが不穏すぎ。
第三の男
不穏映画の古典。第三の男の正体が分かるまで(だいたいバレてるけど)が不気味。ウィーンはいつか行ってみたい街になった
TAR/ター
才能と努力で業界トップの座についたター。その足元がぐらぐらと揺れ始め、崩れていくまでの物語。キャンセルカルチャーのある現代、今も世界のどこかで起きているスリラー。
5位:不穏度90【ありふれた教室】
学校という場所の怖さがわかる一本。校内の盗難事件に巻き込まれる女教師の不安にこちらも同化してしまう、息詰まる99分。
4位:不穏度95【回路】
真っ暗な和室、壁の黒いシミ、赤いテープ…。言わずと知れたJホラーの傑作。レビューではあまり良く書いていませんが、不穏には違いない
同点1位:不穏度100【Chime】【CURE】【聖なる鹿殺し】
100が3作もあった…。しかもうち2つが黒沢清。
chime
45分の短い映画。映ってはいけないものが映っている気がしてならない。
CURE
一人の記憶喪失の男から放たれた、取り返しのつかない何か。癒しとは本来こういうものかも知れません。
聖なる鹿殺し
6位のロブスターと同じヨルゴス・ランティモス監督作品。バリー・コーガンは何者なのか?まったく説明のないところが怖い
う〜ん…感想を書きたい映画や公開中の映画から書いているので偏りがすごい。ランキングは随時見直します。
「不穏じゃない映画」タグもありますのでそちらもどうぞ。