映画ごときで人生は変わらない 

不穏映画が大好物のアラフィフ女 感想と考察が入り混じる映画レビュー。不穏度を数値化しています

ダウンタウンプラスに課金するのか問題【映画周辺の雑記】

んー

困った。

松本人志の件とナンシー関の不在」「松本人志を探して」と過去2回ここで松ちゃんのことを書いた身としては、配信チャンネル「ダウンタウンプラス」に、少なくても1ヶ月は入会して観たものについて感想を書こうと思ってたんですわ。

他では観られない松本人志監督映画も配信されるというし。以前は松本映画に観るべきところはない、と書きましたが、誰かがXで「大日本人は画期的な作品だ」みたいなことを書いていて、そういえばあれは確かに面白かったな、もう一度しっかり観ないといけないな、なんて思い直したりなんかして。あと単純に水ダウ観てて「あ〜、今松ちゃんがいればなあ」と感じる瞬間が多かったから。彼のお笑いを発表できる場が出来たことは素直に良かったな、と思います。

ところが、YouTubeに上げられた予告動画を観てショックを受けましてね。これのことなんですけど。

www.youtube.com

みなさんどう思われます?

ワタシはこちらB面さんのポストに首がもげるほど頷きましたよ。

松ちゃんのことは大好きです。あの件については悪いのは文春側だとか松本側だとかも思っていません。ただ「何が起きたのか分からない」で幕引きとなってしまった事象だった、と認識しています。

その立場から観たら「プライベートの〜」というワード自体があんまり面白くない。そもそもその「問題」自体がなんなのか、皆に共有されてないんだから。いや、スベったらスベッたでいいんですよ?ところが次のカットが観客(女性)がウケてる様子。コレ本当?!ってまず思いましたよ。

まあ、古い話ですけど「なるほど!ザ・ワールド」のスタジオで誰かがコメントした後に、爆笑した自分の顔が出たことに激怒、「別のタイミングで爆笑した顔を編集で差し込まれた!あんなユルいコメントで大笑いするアホだと思われたかないわ!」と言っていた松ちゃんですから(うろ覚えですが出典は「遺書」)きっと観客は本当にウケていたのだと思いますが…。

問題はまさしくこれを「予告編」に使う側にあるよな、と思います。

これまた古い話ですが業界に入った30年前、上の人によく言われたのが「(テレビ番組は)食堂のおばちゃんにも分かるように作れ」ということでした。食堂のおばちゃん=常に作業しているので集中してテレビを観られない人、という側面もありますが、明らかに「学のない人」という意味も含んでいました。今では大問題になりそうな差別意識です。

ちなみに、はあちゅうさんが電通の先輩の教えとして「世の中はバカが多いのだから、偏差値40の人に伝わるものを作らないとダメだと言われた」、というツイートをして炎上したのが2017年。

getnews.jp

この頃には、え、まだそんな感じでやってるの?って思いましたよ。

だってテレビが衰退したのって、「大衆のポテンシャルを下に見過ぎたせいでは?」って思っていたからです。

だからその「え?まだそんな感じでやってるの?」ってのを「プライベートの〜」の予告編にも感じて、嫌だなあ〜というのと同時に危機感を覚えたのですよ。だって松ちゃんに失敗して欲しくないんだもの。

確かにテレビなんてのは疲れて何も考えたくない夜に見るものではありますが、元気な日には知識欲湧くし少しでも勉強になることに時間を割きたいって人も多いはず。

そして松本人志はそういう「意識の高い」(冷笑の意味で使ってません)人々をファンとして育ててきたのです。超多忙な売れっ子にも関わらず、わずか5万円のギャラで毎週うんうんと唸りながら週刊朝日にコラムを書いていたのがその良い例です。

Xを覗くと先ほどのB面さんをはじめ、松ちゃん自身が育ててきたファンからの苦言がたくさんみられます。アンチじゃないです。ファンです。せっかく良いファンを育てたんだからもう少し信頼すればいいのになあ…。

…なんていうモヤっとした気持ちを整理したくて書きました。

んで、一旦入る気を無くしたダウンタウンプラス、どうするかはまだ未定。入会して何か観たら感想書きますね〜!