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不穏映画が大好物のアラフィフ女 感想と考察が入り混じる映画レビュー。不穏度を数値化しています

面白かったよ!【中田敦彦×北野武】映画周辺の雑記

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話題になっていたYouTube「中田敦彦のYouTube大学/【北野武】中田が最も憧れた男、世界の北野が映画、笑い、そして時代を語り尽くす!そして中田への助言とは!?」を観てみました。2025/2/14〜アマプラで配信予定の北野武監督作品「Broken Rage(ブロークンレイジ)」の「案件」だったようで、意外にも映画の話をたくさんしていて面白かったです。まんまとこの宣伝にひっかかり、あまり期待していなかった同作も絶対観よう!という気に。

映画部分の話の内容を以下、メモしました〜。

・新作「Broken Rage」は前半がシリアス(いつものヤクザもの)で後半がその前半のパロディという実験作

・パロディをしたくともその元ネタを知らなければ笑えない。ならば前半を元ネタにしちゃえという発想

・中田氏はこの前半を「ネタフリ」と表現。視点が芸人!

・配信なのでスマホで観るから、という理由で映画よりカットを短くしている

・たけしが語る深作組/黒澤組/北野組秘話。ぶはは!面白い!

・漫才をやっていたころ、映画あるあるに突っ込むネタをやっていた。いざ監督になった時にさすがにあるあるは出来ないと思った。映画あるある、つまり既存の映画テクニックを否定するところから始まったのが北野映画

・それが予定調和を壊し、独特の緊張感になった

・バイオレンス描写について。ショックなこと・感情を揺さぶることはすべてバイオレンスである。人にショックを与えることがバイオレンスだとすれば「あなたを愛しています」と伝えることもバイオレンスである。暴力と愛は同じ。

・暴力描写の多い北野作品だが、「悪い奴は死ぬ」という原則があるので、後味が悪くならない

「このカットの次にはこういうカットがくるのが当たり前」という予定調和を壊した北野映画には当初「パラパラ漫画みたい」という批判もあったそうで。「映画なんてまだ100年くらいだから、まだまだ余白(新しい方法論)がたくさんある」という言葉が印象的。今の監督たちが80代になってもガンガン新作を作る理由が分かった気がします。

この後、話は浅草時代、漫才全盛期時代、テレビの今後までに及びます。Netflixの「浅草キッド」を観て面白かった方には必見です。それにしても驚いたのがたけし氏が嬉しそうに中田敦彦氏をベタ褒めしていること。漫才師としても面白かったし、YouTubeのセンスもとても良い、と。ワタシは今日の今日まで中田氏に拭いきれないうさんくささを感じていたので意外でした。

そんなわけで「ブロークン・エイジ」も観たら感想書きますね!→2025/2/14追記:観ましたよ!下にレビュー貼っておきます!

www.youtube.com

北野武作品「首」置いておきます〜

kyoroko.com

Broken Rageの感想です。正直、微妙…です…

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