映画ごときで人生は変わらない

映画大好き中年主婦KYOROKOの感想と考察が入り混じるレビュー。うっすらネタバレあり。週1〜2回更新中!

芸術は永く人生は短い【映画周辺の雑記】

しっかし、あれだ。50歳を過ぎてめっきり体力がなくなりましたわい。

40歳の時「いやあ、年々身体がしんどくなりますわ」と言ったら45歳のお姉さんが「あら〜、あと5年もしたらもっと大変よ!ふふふ」と言いました。そして45歳の時「いやあ、ほんとに身体しんどいす」と言ったら同じその姉さんが「50歳になったらね、坂道を転がり落ちるって言うの?そんなよ。」と深刻な顔で言いました。そうです、5年過ぎると笑い事じゃなくなるんですよ!

先週、配信で「由宇子の天秤」、そして映画館で「TAR/ター」といういずれも150分超えの色々と考えさせられる映画を観ましたら、めっぽう疲れてしまいまして。

それに加えて本当にお恥ずかしい話なのですがここ数年、本を最後まで読み切れることがほとんどない。小説も新書のたぐいも。集中力が持たず途中で止まってしまうのです。この状況を打破しようと「ミステリー史上に燦然と輝くラストの大どんでん返し!」と帯にうたう小説をいま読んでいます。「ラストに大どんでん返し!」と言われちまったら絶対そこまで読みますから。(今んとこ大変面白く読んでいます!)

「芸術は永く人生は短い」

そんなことを言っていいのは創作者だけかと思っていましたが、人様の創った芸術を鑑賞するばかりの人間にも当てはまるのですね、いやはや。

そんなわけで明日からはいくつか「小良品」を取り上げようかなと思っています。あ、「小良品」というのはワタシの造語で「小さくて(短いとか登場人物少なめとか予算少なそうとか)良い作品」のことです。村上春樹の「小確幸」(小さくても確実な幸せ。氏のエッセイに出てくる造語)を真似てみました。てへ。